○補足しようと思えば思うほど、ビー玉をボールペンで転がすようになってしまうのだけど書き直します。
○「マジョリティ」とか「マイノリティ」という概念っておそらく条件合致でなりたってて、条件合致数が多いというか共通項の多い場合がマジョリティで、そうでない場合はマイノリティなんだろな、と推測しています。もしかしたら違うかもしれませんけど。ただちゃんとかいておかなくちゃなのはマイノリティはマイノリティたらしめてるのは何かっていったら、いくつかの他のひととは違う差異であって・あいまいな説明しにくいもので、なおさらそれが差異がある理由を他人に簡単に説明するのが困難で、説明を求められると非常に厄介なのです。誤解を恐れずに書けば、たとえば巨乳とかいわゆるイケメンってひとがいたとして、大多数の人がそれに魅力を感じても、必ずしもそれらにあんまり魅力を感じなかったりする。えてして「他の人がそれでオッケイなのになぜそれが理解できないの」という単純な問いででてくるんすけど(同化ってかいたのはそこです)、それにこたえるのが厄介で、うまく説明できないと「かわいそうな人」・「変な人」で終わってしまうところがあります。もしくは同じ人として扱われないかモンスターみたいな扱いになる。フィクションなんかでもあるじゃないっすか、ゲイっぽいひとがなんかこう、怪しい人みたいに描かれてしまうことって。
○性的指向ってことばがあります。人の恋愛とかえっちなことがどういう対象に向かうのかを示す概念です。恋愛の対象が異性に向かう場合は異性愛といい、よくヘテロセクシュアル、略してヘテロ、ということがあります。同性に向かう場合は同性愛で、男女両方に向かう両性愛といいます。厄介なんすけど、性的指向という言葉にきわめて似ている「嗜好」ということばがあります。こいつはたしか趣味や好みを意味します。ちょっと前に東京の区議のひとが同性愛は趣味って言ってたんだけ同性愛ってのは嗜好か・趣味か、って言われるとそれはおそらく違うはずです。もうちょっと書いておくと他人との関係を結ぶことが社会にはありそのひとつが恋愛であり婚姻であったりするんすが、同性愛者に限らず異性愛のひとが同性もしくは異性を好きになることや同棲するのが趣味ですか、っていったらそれは違うわけで。うまいかなかったら心中してもいいや、とか、一緒に逃げてもいいよっていう相手を嗜好で選ぶかっていったらそれは違うだろうと。
なんというか、恋愛とかそういう側面を採ればどこにでもいるカップルとかと同じでぜんぜん複雑じゃないはずなんすけど、なんかこう、理解してもらえるかどうかわからないせつめいになっちまったかも。
○これらのエントリ、☆不要です
○でもってこれらのことは、どこか教科書があってそれについて述べてるのではなく、経験と勘なのであってるかどうかは正直知らないのです。そもそもゲイタウンにもいかず、運動にもぜんぜんコミットしてないので、正直詳しくなくて、おのれに他人と違う差異がけっこうあったので、差異の問題に気がついたし、おそらくこれは、というのに思考が行くようになったんだけど、それがなかったらいまごろ、深く考えないおっさんになっていたろうなあ、と。
自分(id:gustav5)のことを語る
