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自分(id:gustav5)のことを語る

追記というかなんというか。
○瀬戸のタイル生産については「本業タイル」とよばれることがあります。
尾張藩が瀬戸での陶器生産(土からつくるもの)を保護・奨励して販路を拡大していったのですが、そのうち九州の波佐見とか有田の磁器(陶石からつくるもの)にじわじわと市場を喰われてゆき、対抗して陶器のほかに磁器生産を行うようになります。陶器のことを「本業」、磁器のことを「新製」とよぶようになりました

このタイルは陶器のもので「本業」で、陶器なんだけど磁器の原料を使って表面を覆い磁器のようにみせかけています。ただ残念ながら歴史は繰り返すで磁器タイルに市場を食い荒らされ、瀬戸における陶器の「本業タイル」は昭和の初期には廃れちまいました。あんまり残っていません。
○現物を観て、80年近くを経ても色あせてなくて、いまでも通用するようなデザインで、月並みな言葉なんすが「すげーな」と思っちまったというか。デザインって、いったいなんなんすかね。