【有限の時間の中で本を読むことについて】
本を読むということは有限の時間の中では、かなり贅沢な行為であるとは思う。私個人はそれほど本を読まない。本を読まない、ということを恥じるつもりもない。つか、18からこっち、働きながらだからそんなによめない。本をたくさん読んだからといって、おそらくえらいわけでもなんでもないから。多くの本を読むことと、本を何度も読み返す、という行為とどっちが上か、っていったら答えがないのと一緒っていうか。なにが重要か、ってのもない。必要になったら本を読めばいいし、読み返せばいいのではないかなあ、と。それでも本をたくさん読んだ人うらやましがったり、読み損ねた本をなんとなく惜しい、とおもってしまうのは、個人的には「経験」に対する劣等感があるのではないかと思う。初体験ってのが他の人に比べて若干遅かったりしたので、多くの人と経験した・たくさん経験した、ってな人をうらやましがっちまうというか。経験数じゃなくて一発入魂だろ、みたいな気もするけど、なんて思ったがそこらへん、こだわってるのが子供っぽいとなんとなく思うようになった。そう思うようになって、本をたくさん読んでいないことや読み損ねてる本があってもなんとも思わなくなりつつはある。でもたまーに、おもしろそうな本を読んで感想を書いてる人をwebで知ると、ああこの人はおれが経験してないことを経験してるのだな、おれの知らない世界を知ってるのだなってのを(SMって未経験だからわからないけどそれゆえにあこがれるように)、思っちまうことがある。
本について書こうとすると、なんかこう、巧くまとまらないって、いつもだが。
自分(id:gustav5)のことを語る
