〇特別養子に関して補足させてください。特別養子の離縁に関しては養親の悪意の遺棄や虐待の可能性のあるときに実親が相当の監護が可能と判断したときなされます。どちらかというと子の保護を目的とした立法です。でもって特別養子制度は期待したほど利用されていません。養子制度も最高裁が統計を取っている未成年に限っては40年前に比べて件数は漸減というか減少しているはずです。卵子の提供を受けて子を産むことを選択する人がいる、この傾向がなんなのか、なぜなのか、あてずっぽうですがもしかしたら社会学の世界の話かなあ、という気がします。
〇養子が差別されやすいので養子を避ける、ということに関してはなんとなくわかるような気がします。濃密な人間関係がある地域では公然の秘密的なものになりかねず難しいのかなあ、という気がしています。
〇遺伝子上の父子関係についてですが、DNA鑑定の結果の生物的親子関係がなくてもそれだけで推定は覆らない・父子関係は消えない、というのが2014年の7月に最高裁ででています。もうひとつ、性転換した男性と女性の間に生まれた子を嫡出子として扱った事例が2013年12月にありました。親子関係ってなんなのかというと答えにつまるのですがDNAレベルによっては決まらない、という方向へ流れてるのかなあ、という気がしています。
でもって子供の権利条約というのがあって日本も批准をしていて、子の権利として出自(父や母)を知る権利というのが含まれるという解釈があるのです。そこらへん踏まえると精子提供や卵子提供の位置づけというのはもしかしたらちゃんとしたほうが良いのではないか、という意見を学究畑ではないですけど、わたしは持ってます。
〇運用の詳細は不勉強で知らないのですが匿名の第三者の精子による人工授精というのは行われていて、したがって見知らぬ男女(あ、男女に限らないか)が恋に落ちたけど(戸籍や母は違うものの)遺伝子レベルでは「本人同士は知らないまま」「恋愛して云々」というのは確率としてゼロかといわれるとゼロではないのではないか、と考えています。それをタブーとするかどうするかはまた違うかもなんすけど。
つい関心のある分野なので喰いついてしまったのですけど、ながながとすいませんでした。
