抗がん剤って副作用がわりとあってその副作用ってのが実はけっこう根深い問題で、体内のたんぱく質同士の相互作用は複雑なんすけど分子1つ1つの動きを計算して抗体とがん細胞の相互作用を正確に分析し、そこからより効果的な人工抗体を設計し副作用の少なめのがん細胞のみを狙い撃ちする医薬品を、ってなことをやろうとして膨大な計算のために神戸の理研のスパコンを使いたい、という目論見を知ってしばらくして「二位じゃだめなんですか」って一件がありました。
今更なんすけど「二位じゃだめなんですか?」っていうのはほんといやらしい質問で、速さが必要なのにそう問われてダメなんですとこたえたら速さにこだわることが執着のように聞こえてくるし、速い演算が可能なスパコンが欲しい以上は速さについて妥協するわけにはいかないからです。欲しいのは計算の処理のスピードの速いスパコンであって、なんで【速く計算する必要がある・需要がある・欲求がある】のかってことを考えずに【世界最速になる】という結果だけ考えても意味はないのではないかと思っててって、サイエンスの世界に居ないでがん患者を何人も見てきただけなのでヘタなことは云えないんすが。
メダルがもらえるから人はスポーツをするのかということについてはトップになりたいという欲求は要らないものではないけど、スポーツの場合結果とはまた別の次元でたとえばサーフィンなんかそうなんすが「新しい技術を身につける欲求」みたいなものがあるのではないかと。あとはカイゼンというか伸びたときの楽しさが根源なんじゃないかと思うのだが、これもスポーツマンじゃないからよくわからない
自分(id:gustav5)のことを語る
