id:usaurara は
うさのことを語る

RED #3
 
四歳の差とはこうも人を違ってみせるものだろうか。
シモンは心地よい速度を守りながら走る。
手がかじかみ始めたロシウは指定鞄の張り付いた背を丸め、まるで亀だ。
かっこわりぃ・・・と思ったとき、バイクが緩やかに止まった。
 
「冷たいだろ」
「でもいいです。運転するわけじゃないですから!」
 
シモンはそのままの姿勢で胸の両手を取り、
形だけの抵抗を見透かすように強く握ってダウンの内側にスライドさせた。
「スピード出すぞ!」
熱が、じわりと沁みこんでくる。