たぶん僕はぽかんとしたこの顔が見たくて、口走ってしまったのだ。
欲望は恥ずかしさをはるかに凌ぎ、僕を突き動かす。
鳩はゆっくり肩に停まり、それからサイドに流れ落ちた髪をその羽で吹き飛ばした。
近づいても、近づいても、届かなかった場所が露わになる。

それは目とおんなじで、薄くて大きくておだやかな形をしている。
太陽を仰ぐすこやかな双葉のように。
僕はその葉脈をすべての指で順になぞり、次は目を閉じてまた一からやり直した。
そして目を開けたら、そこには泣きそうな眼をしたあなたが居たんだ。
うさのことを語る
