id:zushonos
意味不明な事を言うスレのことを語る

のび「うわーん、またいじめられたよーう。たすけてー」
のびが駆け込んできた部屋には、真っ白なクリームでコートされた上に、真っ赤なイチゴと『誕生日おめでとう』と書かれた菓子のプレートが載ったケーキをちゃぶ台の中央に配置して、のびの帰りを待ち詫びる青いロボが座っていた。ロボは心配そうに「どうしたの」と言った。
「うわーん。あのいじめっ子がまたぼくのことをいじめるんだうわーん」
「きみはやりかえさなかったのか」
「うわーん。ぼくがかなうわけないじゃないかうわーん」
「そんなことはないよ。きみだって本気出せばいじめっ子とたたかえるさ」
「うっうっ、そんな。いやまてよ、そうだ、ぼくはいままで本気出していなかっただけなんだ」
それを聞いたロボの表情が少し明るくなった。
「ぼくが本気だせばあんな弱いやついちころだ。図体がでかいくせに母ちゃんのことが怖いんだぜあいつ。かっこわるいなあ」
ロボの表情がまた曇った。
「映画になると急にいい男になるのも気に入らない。そうだ、とにかくぼくは本気出していなかっただけ。楽勝。ねえ、いつもののように、本気が出る道具を出してよ」
「じゃあ、これでも食ってろ」
蔑むような目つきになったロボは、『誕生日おめでとう』のプレートを残して、ケーキとイチゴを平らげてしまった。
そこに残されたのは
 
マジパン

本気パン