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ひとごとのことを語る

オタワのタスカーさんよりスーパーなテキサスのなんとかさんへのインタビュー
 
「仕事を終えて、仲間と酒場で一杯ひっかて帰ろうと思っていたんだが、しこたま飲んでよっぱらっちまってね。最後には店からおん出されて、仲間とも別れてうちへとぼとぼ歩き始めたってわけさ。
そのとき、サムの家の牛小屋の上空に、何か光るものを見たと思ったら、光がものすごい勢いでこっちに向かってきて、目の前で止まった。光の中から、灰色の小さな連中が4人出てきて、わしの手を取って、光の中へと連れ込みやがった。
次の瞬間、体がぐんぐん空へと上っていくのを感じた。すっかり酔いが覚めて、足元を見下ろすと、街全体を見渡せるような高さまで登っていたのさ。みんなわしのことを見上げていたよ。サムの間抜け面ったらなかったぜ、おまえさんにも見せたかったよ。
だが、そのあとの記憶がねえんだ。気付くとわしは自分の部屋のベッドに寝ていて、かあちゃん(註:奥さんのこと)がわしの手を握って泣いていたってわけさ。今じゃご覧の通り、すっかり良くなったんだが、あのときの記憶は今でも戻らねえ」