「一の場面」「ニの場面」というのは教科書にもそのまま収録されていた気がするなあ。国語の教科書に載っている話を音読する宿題が大好きだったわたくしは一日に5回くらい「一の場面」「ニの場面」などと父母祖父母に聞かせていたのだろう。いま考えると同じ文章を一日に5回も10回も音読するというのはやや狂気じみている。おかげでだいたい暗唱できるようになっていた。