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ずぼんぼ@豆腐の角のことを語る

缶コーヒーを買いに行く高架下のスーパーマーケットに入ると、正面左手の飲料コーナーの角に、こちらを向いて床に座り膝を抱えた両手を結んでいる、いわゆる体育座りの推定5歳男児(半袖半ズボン、自転車用ヘルメット着用)がいた。
男児の前を左折して缶コーヒーを手に取る。振り返ってレジに向かおうとすると、男児は体ごとこちらを向いていた。
目を合わせるとまずいと悟り、視線をレジ方向に固定して進む。10ほどあるレジのレーンは昼時の混雑でどこもうまっている。最寄りのレジ列で待機。
支払いを終え、振り返ると、こちらに体ごと向きを変えた男児が見えた。
入店時と異なる経路で店から出るときに男児がいた場所を再度ちらりと見たが、そこにはだれもいなかった。

あの混雑であっても男児に気をかける者がいなかったのは、もしや通常は見えないタイプだったのか。
そしてどうぶつはいなかった