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あさゆりのことを語る

私の父も91歳で亡くなりましたが、申し訳ないけど亡くなった時まったく悲しいと思いませんでした。
晩年の父とは不仲とまではいかないまでも、年を取ってますます頑固でわがままになった性格や、病気で身体の不自由になってる母に対する態度などで、私とは喧嘩ばかりしていて、正直このままあと何年もこの偏屈じいさんの面倒を見なければいけないんだろうかと思って暗澹たる気分になったこともあるので、亡くなって解放感を感じてしまったこともあります。
ただ、それだけではなく、父は最後までそこそこ元気で好きなことをして好きなものを食べて、最期もほとんど苦しむことなくコロっと逝ってしまったということで、ほんとうに「めでたい」と思ったものです。
亡くなって2年経ち、喧嘩のことばかりでなく楽しかったことや父に何かをしてもらったことを懐かしく思い出すこともありますが、やはり悲しい気持ちは全くなく、過去の良い思い出という感じです。
ただ、病気で身体が不自由になり何もできなくなっている母に対しては「長生きしてくれてありがとう」よりも「こんなふうにしてしまってごめんなさい」という気持ちが強く、たぶん亡くなってしまったあとも感謝や安堵よりも後悔の気持ちが募るんじゃないかと思っています。
すもません。あさゆりさんの話とは離れちゃってるのに長々と書いてしまいました。