id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

うきゃあ、何からお返事してよいかわからない、三島ファンです!!
貴族趣味と同類嫌悪説は、まったくもっておっしゃるとおりと思います。わたしはずっと、そうした「同類嫌悪」のせいで太宰を読まないできたくらいです(笑)。
もうちょっと言うと、「女学生」だか何かを読んだときに、微妙にこうムズムズいたしましてですね、苦手と感じて避けてきたのですが、ようやく、今年になってちょっとだけ読みました。
それにしても!
「翌日ぐらいには噂として駆け巡って」という、御母堂さまのおはなしが、凄い!!
ファンらしいナイーヴにすぎる反応ですが、同じ時代を生きて、そしてまた、作家の対話が翌日には噂になるという、そうした背景のあれこれに想いを馳せて、すっかり感じ入っています。

去年のことですが、原美術館で森村泰昌「なにものかへのレクイエム(MISHIMA)」を見て(これを見に行ったわけではなかったのですが)、なんだか不思議な気持ちになって……ちょうど9歳、18歳年上の方とその作品を眺めて、それから当時のはなしを伺って「そっか、生きてたんだよな。それで、このあとに、死んだんだよな」って。自分でも、なにを馬鹿なことを言い出すのだって感じでもあるのですが、でも、わけのわからない、高揚でも不安でも落胆でもないし、なんとも名づけようのない初めての感覚に襲われて、とにかく読むぞって読み返したんですよね。
その後なんだか色々と恥ずかしさに襲われて大変な想いやら何やらいたしましたが(笑)。
このタイミングで読んでよかったと思っています。

「ヘテロ男性とは趣が違」うというのは、わたしも感じます。そして、「素晴らしい」とも思っています。
とはいえ、自他ともに、セクシュアリティについて語るのはドキドキしてしまいますね(汗)。連載小説がとまっているのはそのへんに原因があったりするのですが……『三島の「黄金の書・太陽の書」』が性的な禁忌ゆえに生まれ得なかったのだとすると、そしてまたわたし自身、それが大きな要因であったであろうと感じればこそ、自分はここで踏ん張らないといかんな、と思いました。