id:florentine
florentine(磯崎愛)のことを語る

えへへ、「やっぱり」ってところで照れ笑い。burieさんには隠し事はできませんね☆
10代のころは「お耽美路線まっしぐら」でしたのよ(今もかな?)。三島・谷崎・泉鏡花を読むとトリップできたと白状しておきますです。あと、澁澤のエッセイもよく読みました。正直、小説はあまり感心しなくて(生意気ですやねえええ、まあ、十代なんてのはそんなもんですが)、二十歳になって「どれ、ひさかたぶりに」などと絶筆の『高丘親王航海記』に手を出して、昏倒しそうになりました。

谷崎源氏の解釈は、わたしも同意いたします。でも嫌いじゃないんですけど(笑)。ファンというものは、実に堕落した、しようがない生き物ですねえ~~~。あはは。こういうのを贔屓の引き倒しというのですなv
おはなしを伺って思ったのですが、あれは、「外国人の読む源氏」かも。オリエンタリズムとか、そういうバイアスのかかったもの。わたしは語学が本当に苦手で、こんなことをいうのは知ったかぶりというかくちはばったい感じでなんですが、谷崎源氏は翻訳しやすそうな印象があります。というのもですね、自分がフランスに旅行したとき、いちばん目に付いた日本の作家は谷崎だったんですよ(笑)。ミシマもカワバタもあったけど、幅とってたのはタニザキで、あれってなんかワカルなあって。
ん~、アレ、ですか、「フランス心理小説的」な文脈で読まれてる(書かれている)のではないかと推察してみたり。ミステリとか、あとから出てきたジャンルの影響下にあるのかもしれない。
ただ、源氏というものは、本来、そういう読み物ではないですよね。
精緻に整えられてしまうことで失われるものがある……そこを、タニザキの理性は忌避したのかもしれないですね。
と、去年、「卍」のモダニズム(ポストモダン?)に腰が抜けそうになったわたしが言ってみます(笑)。

そういえば、源氏の現代語訳でヘテロ男性は谷崎だけでしょうかしら?
橋本源氏はどんななのかしら、と思ったり。
id:SIMPLETON氏をお呼び出ししておこう☆ いきなりですが、読みました?)

アヤというものは、ある種の神秘でもあるのでしょうね。
などと今、いろいろ考えていたら、おかげさまで、ひとつ、悩んでいた結び目が解けたかも!
どうもありがとうございます~~~~~!!!!!
(これじゃ何かわかりませんよね、すみません。いずれ、『歓びの野は死の色す』であらわれるものと思われます、とだけ)
それから、

>選り好みの激しい読者

わたし、これが「最高」と思います。
作者として、そういう読者様こそが「宝」です。
そしてまた、もっとも「幸福な読者」ではないでしょうか?