id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

なんか、スタコメでとまらなくなってきたからつい書く(笑)。
前もハイクでさんざん叫んでた気がしますが、わたしがグイン・サーガで一番好きだったのは、シルヴィアだったなあ、と。もちろんナリス様もチョー好きだったわけですが。いやまあ、こういうこと書くのほんとに恥ずかしいですが、恥ずかしいこと書かずしてなんぼ、ていうのは栗本先生に教わったので。今でも、小説かくときの心構えって意味じゃ、いちばんの師匠であることは変わりないと思います。「殺した人間の重さを背負え」ってなかなか言えないでしょ。ええ。確かにやですよ、わたしちっとも背筋力ナイし。そんなおんぶお化けイヤン! です。
(なので、わたしのはなしは極力ひとが死なないようになっている。だって、怖いもん!)
そんなわけで、122巻だったか(あってるかな? シルヴィアとグインのウニャウニャのとこ。30巻くらいで読みやめてて、一気にここにすすんでなんの支障もなかったので、ああ、流石へんへ、と思ったりしましたが。これは本当に褒めてるんです。エンタメ小説とはかくあるべし、です。むつかしくちゃ困りますから)のあれは、わたし、あれはあれでなんか、へんへー、じぶんのほんとうに書きたかったこと、ずっと長らく言いたくて本気では言えなかったことを言えたんじゃないかなあと、生意気をいいますが、口幅ったいというかろくに読んでないオマエが云うなって感じで申し訳ないけど、
でも、先生の、この世に対する、ヒトに対する呪詛と不信と凄まじいまでの甘え等をまざまざと見せつけてくれて、なんか、わたしは読んで「よかった」なあ。うん。
「最後にこれを読ませてくれて本当にどうもありがとう」って思ったから、なんとなく、わたしのなかではその点はスッキリしていたりする(亡くなられたあとに読んだのです)。
たぶん、グインを読み返すことは一生ないんじゃないかと思ってたりするんですが(わたしが大好きで何度も読み返してるのは、『エーリアン殺人事件』や『火星の大統領カーター』とかだし、ていうか、長編あのひとほんとは得意じゃないし、どうしても技巧的なものが好きでおはなしについてのおはなし(間テクスト性)が好きっていうわたしの趣味は譲れないのだな)、でも、わたしにとって大切な物語のひとつ、であることは今でも変わりないかな、と。
と言いつつ、変わりたくても変われなくて酷く苦しかった時代を、わたしはどうにか生き抜いたな、とも思ったりする午後。
  
――昔乙女がありました。『アンジェリク』