「ボルヘスを殺せ」
と、ゴンブローヴィチは言ったそうだが。
あいにくながら、ボルヘスは死なない。
あのひとは、図書館に棲む魔物だから。
実際みずから架空の存在だか虚構のものだと暴露してたし。
わたし自身、そう思う。
彼は、本好きの人間たちが思い描いた夢の結晶、不滅の図書館の主になったのだ。永遠の書架の前にたたずむ魔物、それがボルヘス。
そうしてエーコ先生とウルフ様が書いたように、
わたしもいつか、
「図書館に住まう魔物ボルヘス」を書きたい。
florentine(磯崎愛)のことを語る
