~読了本~
シモン・レイス著 堀茂樹訳『ナポレオンの死』(東京創元社)
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488016166
面白かった!
訳者いわく「哲学的コント」。
ヴォルテールの『カンディード』みたいな小説が好きなひとならばオススメ。
悲喜劇の妙を犀利な知性で描ききった「名作」と呼んでいいんじゃないかしら?
むちゃくちゃ伝統的だけど古臭さがないのは、これがやはり「コント」という、フランス古来の物語形式を換骨奪胎してるからだろうな。巧みだけど、嫌味もない。ベルギー人のせいかも。と、穿ってみる。
(もしくは職業作家ではないせいか?)
にしても。
これと、キニャールの『ヴュルテンブルクのサロン』やアゴタ・クリストフの『悪童日記』が並んでたって、フランスの書店、やっぱりイイよなあ☆
(うっとり~。イメージだけのはなしじゃなくて、前もミロラド・パヴィチがベストセラーだったとか書いてあったような。かっこよすぎるよ! うらやましい。そういうとこではイイ本はきっと絶版じゃないんだぜ。たぶん、そうだよね? ベストセラーだもん。瞬間風速でもいいから、日本でも、こういうのが売れるといいなあ)
そんなわけで、『一九八四年』についての評論もだしてるそう。このひとのなら、読んでみたいと思ったり。
(先日よんだピンチョンのもツボだった)
さて、つぎは『サド侯爵 新たなる肖像』だ!
(シャンタル・トマ。このひとも学者。そして小説『王妃に別れを告げて』も面白かったのだ)
florentine(磯崎愛)のことを語る
