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florentine(磯崎愛)のことを語る

~ぶどうからくさ的な何か~
 
西條八十、ああ、そうか……。
母が好きな詩人。
北原白秋とか野口雨情とか『赤い鳥』らへん? 横瀬夜雨とか啄木、中原中也、与謝野晶子などなど、こういう名前みると、母親の本だったりする。
万葉集に始まり、日本の詩の本は母。
対して、父の詩の本は翻訳物ばかり。たぶん、印欧語圏の詩の翻訳とそれに関連する書物はわりとたくさんあったのではなかろうか。
(漢詩は全集に含まれるもの以外では見かけなかった。弱点と自覚するが、今に至っても克服する気持ちになれなくて残念なことに。漢文の素養が物書きにとってムチャクチャ大きいのは承知ですが、どうも、ねえ……相性なのか、慣れ、なのか、なんなんだろう?)
おかげでわたしはテケトーに何でも読むひとになったのだが。  
あのひとたち双方は、何故かまったく噛み合わない。
アイルランドと日本と、ユーラシア大陸はさんで繋げようって気がさらさらないのはなんでだ?
まあ、じぶんでヤルけどさ。
   
『ヴァインランド』(河出の全集のほうを借りてきた☆)をぺらぺらと捲りながら、親ってやつは、としみじみやさぐれて悪態をついてみたりする。
 
(でもって、ポーはあったはずだけど、アメリカ文学が極端に薄い。トウェインを読んだのは公民館の図書室で、ホーソンやメルヴィルを手に取ったのは高校の図書室だった。わたしにとって、そこはほんとに「新大陸」なように思う)