id:florentine
florentine(磯崎愛)のことを語る

~スティーヴ・エリクソンの『真夜中に海がやってきた』とトマス・ピンチョン『ヴァインランド』~
 
について語りたいと思いながら、イロイロと気力体力が失われて久しいのでメモ。
(こどものとき以来初めての口角炎になってしまいました。痛みはないけどなんだか気になるのだっ><)
 
・五月革命と黙示録、フラワーチルドレンの親世代と「1984年」のポップな娘。
・二重(×脇カップル)の物語叙述による時空の交差と並列と転移と一致。
・運命と地図と計算(もしくはコンピューター)
・死者とシンデルロ(あれ? シンデレロだっけ?)
・音楽
・舞台の一部はニッポン!!(いや~、日本描写は両作者とも気合はいって素晴らしいっす! と、上から目線オツ!! な態度で偏狭な日本人らしく言ってみる。いや、冗談は抜きで(冗談というか、そういうオカシミは当然あったうえで)、上野のお花見描写とか最高ですのよ、マジで! この「東京」は一読の価値ありと思います)
・映画(虚構と現実の接木(?)として)
・ガジェットの多用(固有名詞というべきか?)
・ラストは「怒濤」。文字通り、怒濤。浚うさらう(笑)。
(わたし、こういう終わり方のひとたちと相性いいかもしらん。精緻に作ってあり時限装置的なエリクソンと、とりあえずゴシャゴシャ積み上げてその物事の勢いによって倒れるに任すピンチョンパパ。いえ、パパも精緻なのですよ、ある意味ではエリクソンよりずっと。でもね、でも、そこまで作ったものをガガーって一気に新地にしちゃうのがキモチイイんだよねって、そこが、わかるのだな。あれで一個一個ひろわれたら、読むほうは苦しいもん)
・ママンは家を出る~♪ パパは残される~♪
・男性同性愛的描写はないように思うけど(なかったですよね? と、id:SIMPLETONさんに問いかける。エリクソン、これは未読だと知ってるけど)仄めかされる。
・かたやゴジラ、かたや長崎(原爆について)
・夢(非常にわかりやすく、夢)
・ん~、こんなもの? あと、なんだろ? あ、「愛」か。「記憶」と「愛(性愛)」と「契約(約束)」について。
・権力(『1984年』へのオマージュ)とか国家とかパターナリズム的なものと、そうじゃないもの(これを母性的なるものと言い換えるのはチョット違う気がする。うまく言えない。ただ、父系と母系というのは、両作家とも意識的と思われる)
・う~ん、あと、なんだろ? フォークナー的手法? 上で書いたか。
・とりあえず、こんなもの。
・あ、どっちも「SF」認定しちゃいたいのはわたしが「SFすきー」だから!!
以上☆