id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

~やくたいもないことをくりかえす~
 
「美には傷以外の起源はない。どんな人もおのれのうちに保持し保存している傷、独異な、人によって異なる、隠れた、あるいは眼に見える傷、その人が世界を離れたくなったとき、短い、だが深い孤独にふけるためにそこへと退却する傷以外には」 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャン・ジュネ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』
 
この「傷」がフランス語でどんな語であるのか、それすら見当がつかず途方にくれている(la plaie,la blessure,la cicatrise?  まだまだアルよ、ワカラン)
たとえ自傷(自らつけたモノ)であるにせよ、「傷」自体は紛れもなく「受身、受動的なもの」である事実を高らかに謳うもので、「他者」との関わり合いにおいてしかそれが生まれないと告げている。けれどすでに、それはそのひとのものなのだ。受身であったひとの。行為者でなく。
「美」は外から自己を強襲するものだと言われれば、それについては至極納得なのだけど。
(なんとなく、こちらに与える衝撃とか、ある種の強さとか恐怖感や忌避感みたいなものがナイと、「美」とは言いたくない気がするのですよ。わたしは。たとえ弱いモノに付随するそれであろうとも)
それから、「傷」は過去に存するもので、行為の後にしか生まれ得ないであろうし。基本的には「痕跡」と同義で、行為者とソレ(傷?)を分かつものでもあるのかな。
 
なんか、意味のあることをひとつも言った気がしないけど(笑)。