~ねがはくは~
雪を踏むのが好き。
散った桜を踏むのはもっと好き。
それが八重桜なら、ほんっとうに最高。
ソメイヨシノは物足らないの。わたしにはね。
「きさらぎのもちづきのころ」と願ったひとが、
「わりなしや氷る筧の水ゆゑに思ひ捨てしし春の待たるる」
と詠むときの、
世捨て人なのに、春だけは、何がなんでも絶対に待たずにはいられない、吉野の山のすべての梢、この世の桜という桜を見尽くさずにはいられない、その業の深さがとても好き。
シチリアいきたい。
(アーモンドの花は、いちど、見てみたいのだなあ。濃すぎるかもしれないけど、でも、それが異国趣味的に素敵な気もする)
florentine(磯崎愛)のことを語る
