id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

んと、生殖器はどうでもよいと言い切ってしまうのは間違いだな。かりにもミケランジェロ様なのだから。あんな堂々と、それを描きまくったひとなのだから。
そしてもちろん、イコノロジー的にはどうでもよくないことはなんにもないわけで。
キリスト者である西洋美術史家たちに信頼のおけないところはそのへんで、偉大な芸術家たちを「天使」に喩えたがる傾向がある。ことに、レオナルドあたりがそうで、どう考えてもどうみても、わたしからすると「同性愛者」だと思うのに、「否!」をつきつけてくるので、わからない。「小児性愛者」かどうかにいたっては、口にするのもおぞましいという書きっぷりであったりする。
(例の著名なフロイト論文も尾をひいているものと思うが、あれも誤訳だか何かが発端だそうで、なんというか、ややこしい問題ではある)
 
ちなみに、「レオナルド神話」はそのほかの面でも強固で、とても複雑な想いがする。『十六世紀文化革命』(上)にもレオの功績をあらためなおす作業があって、ひとりで嬉しくなって頷きまくったものだが、いちど祭り上げられたものの聖性(?)を剥奪するのはなかなかに難しい。
 
もちろんわたしは研究者ではなく、モノカキだからこんな気楽なことを言えるのだと、それは、最後に書き足しておかないといけない。
 
どうやっても、どんなふうにしても、対面できない、触れられない相手について語らなければならないとき、
ひとは、
いったいどうすればいいのだろう。