id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

fukuzowさん、ようこそ。
いつも素晴らしい御本の紹介、どうもありがとうございます!
それはさておき、おはなしの枕にびっくり☆
なるほど、やはし、そちら方面でいらっしゃりましたか(笑)。
わたくしにはまるで未知の世界。「斜銃」、WIKIを見に行き、フヘ~!(水木しげる風にお読みくださいましv)と、驚嘆しております。初めて知りました。
 
>ウィリアム・ハーディ・マクニール:「世界史(上・下)」「疫病の世界史(上・下)」(中公文庫)、「戦争の世界史」(刀水書房)
アルフレッド・W・クロスビー:「数量化革命」(紀伊國屋書店)、「史上最悪のインフルエンザ」(みすず書房)
ウォルター・J・オング:「声の文化と文字の文化」(藤原書店)
 
「数量化革命」はまったくの初見ですが、「疫病の世界史」と「史上最悪のインフルエンザ」は先日、スペイン風邪っぽいものを自分の小説で書いたときに読もうと思いつつスルーしたので、いま、すごく複雑な気分(笑)。追いすがられた、的な何か(爆笑)。
しかもこの「スペイン風邪」、トマス・ピンチョンが調べもせずに勘違いして初期短編に書いたといういわくつきの用語で、それをつい昨日よみかえしたばかり。
やだもう、なんてタイムリーなの?(いちお、わたしの作品はファンタジーですし、大学の授業でそれがどんなものかは教わってますけどね)
そして、オングも気になっていた本ですので、お知らせ大変ありがたいです。
(藤原書店は、ルネサンス好きのわたしにとって、そりゃもう、愛すべき出版社なのです。アナール学派の本たくさん出してますよね) 
てことで、お返しに(笑)。
「人類史」ではなく、書物と文字文化と歴史についての本を。
 
ロジェ・シャルティエ編「書物から読書へ PRATIQUE DE LA LECTURE」みすず書房 
http://www.msz.co.jp/book/detail/03353.html
アラン・コルバン「記録を残さなかった男の歴史―ある木靴職人の世界 1798‐1876 」(藤原書店)

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「書物から読書へ」は、「読書人」として読まれておいてけっして損のない本かと思います。また、歴史好きの方はアラン・コルバンは他の本をご存知かもしれませんので、あえて、変化球を投げてみた次第です。ひとさまにおすすめするなら、「においの歴史」かリュシアン・フェーヴル他との「感性の歴史」などのほうが一般的ではないかと思うのですけど、個人的に、この作業はすでに「小説」であるなあと。歴史学と虚構の差異がどれくらい曖昧なものなのか、どこで区切れるのか、非常にスリリングかつ緊張感溢れる筆致のため、おすすめいたします(塩野さんの例の偽書事件とか思い出しますね 笑)。
 
と、おフランス趣味丸出してお伝え申し上げました。
アメリカと民主主義、または近代民主主義そのものに関しては、革命に端を発しその始祖であると自負するフランス国贔屓のわたくしといたしましては、なにか申し上げたく思わなくもないのですが、正直、「民主主義」自体がよくわからない(笑)。
または、フランスとアメリカの微妙なお付き合い度、なにかこう、わけのわからない(いや、理由はたぶん、イロイロある)お互いのわだかまり感に、覇権のうつりかわりの有り様に想いを馳せるという感じでしょうか。
ここらへんは、先日、burieさんにおすすめいただいた、
山口昌子「フランスよ、どこへいく」(産経新聞出版) 

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に詳しく、微苦笑絶えず、という感じで読み進みました。
   
>阿川尚之:「憲法で読むアメリカ史」(PHP新書)
>会田弘継:「追跡・アメリカの思想家たち」(新潮選書)
 
憲法で、というのが面白そうですね。わたし、権利は権理だとしみじみ思ってしまうひとなので、こういうのは楽しみですね。
アメリカの思想家というと、はなしはずれてしまうかもしれませんが、大陸の西洋美術史家たちもみなそちらへ渡りました。
と、いま見たら、ハーンの名前が! かのひとは、生まれついて異邦のひとといいましょうか、ギリシャからもアイルランドからも、逃れ逃れてっていうのかなあ。アイルランド系カトリックの作家とわたしは妙に相性がよくて(と、自分で思うのです)、そういう個人的な好みをおいても、ハーンの業績は看過してはならない、とても大事な作家だと思っています。
 
フランス中世コントと芥川龍之介「藪の中」のあわいに見つけたもの
 http://ainokarakuri.blog42.fc2.com/blog-entry-59.html
この記事はわたしの書いた野暮なものなんで、読み流していただいて(笑)、したの論文が面白いのですよ!
 
渡辺 義愛 『藪の中』の比較文学的考察
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000187282
 
てことで、
さいきんつくづく思うのですが、「宿題」って、そんときやらないでおくと、どうしてかやらないままにはならなくて、おかしなくらい、キチっと自分のところにやってきますよね。なんかこう、呪われてるのか祝福されてるのかイマイチよくわかんないんですけど(たぶん、両方)。
 
それにしても。
わたくしも、名誉会員であらせられる大王様に負けず劣らず「マジレス友の会会長」の名に恥じぬ活躍を存分にしたと思います。
そして、fukuzowさんの「どうして俺は」になんとおこたえしようかと逡巡いたしましたが、やはりここは己をまっとうすべく、「それは、fukuzowさんでいらっしゃるから☆」と会長としての義を果たさせていただきとう存じます。
それでは、愛しのロールちゃんをお供に、fukuzowさんの週末が素敵なものとなりますよう、お祈り申し上げます。
ぺこぽこ(むちゃくちゃ可愛かったので、早速頂戴いたしますわ☆)