id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

~マジレス~
 
「下品や下世話にならずに、リアリティーを獲得する方法」。
下品でも下世話でも全然いいはずなんだけど、それってやっぱり最終的に「美しくない」ってことになると感じてしまうので、どうしてもそれは避けたいんだな、わたしは。
 
「幾分なりとも美を意識した書物を書く者は、声の亡霊をおのれに引き寄せてしまう。そして自分ではその声を発することができない」パスカル・キニャール
 
三島を他人だと思えたことが一度もないと返しながら、わたしはわたしでその意味するところをあまりにも理解しなさ過ぎていた気がする。だいたいいつもトロイし鈍いのだよ。ほんとに。
尖鋭的にすぎるいっぽうで、うかうかと何もかもを見逃している。たんに、ウッカリしすぎてる。表裏だから、しょうがないんだけど。
思っていたよりもずっと、キニャールと三島の距離はちかい。文体の問題はさておき(翻訳者さんが三島スキーだからという点をのぞいても)、猥雑、権力、性、などという語だけとってみても、かなり、ちかい。どのように「ちかい」かは、さらに問わなければならないが、でもチカイ。
あまりにもぶれてなさすぎて笑えるほどで、けど、ひとつ、たしかに、「客観視」するための手がかりは見つけたように思う。
三島が獲れなかったものを、とりにいく覚悟でのぞんでいる。
以前は説明するのがめんどくさくて使っていただけの単語だけど、やっぱり、そのくらい言っとくのが「敬意」というようなものではないかと思うので。