~興奮しすぎてねたばれしとるが許してほしい~
きにゃーる、きにゃーる、キニャールってば!!!!
ああ、貴方というひとは、どれほどわたしを夢中にさせたら気が済むの?
『音楽への憎しみ』第十考「関係の終わりについて」って、ああもう、ああほんと、このタイトルとわたしが大騒ぎしてるってことでピンときた方もおいででしょうが、
そうなのよ、これ、なんと、『危険な関係』の後日談なのだ。
わたしが、このわたしが、どんなにか、どんなにかメルトゥイユ侯爵夫人に憧れていることか、愛していることか、あの取ってつけた御仕舞に不満足なのか、ムッシュー、貴方はご存知でいらしたのね。
ていうか、貴方がこう書いたんじゃなきゃ、逆か、こう書くような貴方じゃなきゃ、わたし、絶対に許さなかったよ、まったく!
ああ、どうしよう。
どうしよう、そうよそうよ、わたしの侯爵夫人はこうじゃなきゃ。こうであって欲しかったの。ありがとう。うん、嬉しい。幸せ。わたしが見たかった、知りたかったあのひとがいる。ここに!
「書く人には謎がある。つまり、聞きながら話す人だという謎だ」
あの小説で、最後まで「語り手」の役目をおりなかったのはメルトゥイユ侯爵夫人だけなのだ。書き手は、少なくとも「書き手」たることを意識するものは、彼女をこそ愛することだろう(わたしは今、故意に「書く」と「語る」を混交した。理由は、この『音楽への憎しみ』にあるはず)。
そして、『アマリアの別荘』のヒロインの原型がすでにしてここにあることも告げておく。
それにしても。
キニャールに、こんなふうに愕かされるとは実は、思ってなかったわたしの馬鹿。このくらいのこと、読めていても当然なのに。でも、素直に吃驚したの。油断してたの。でも、ドキドキしてよかった。ありがとう。
florentine(磯崎愛)のことを語る
