id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

小説が、よんでくれたひとの「傷」に触れてほしい
「傷」そのものになってほしい
   
「美には傷以外の起源はない。どんな人もおのれのうちに保持し保存している傷、独異な、人によって異なる、隠れた、あるいは眼に見える傷、その人が世界を離れたくなったとき、短い、だが深い孤独にふけるためにそこへと退却する傷以外には」ジャン・ジュネ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』
 
「この傷-それは治らない、なぜならそれがかれ自身なのだから-にこそ、そしてこの孤独にこそ、かれは駈けこまなくてはならない、そこにこそ彼は、かれの芸術に必要な、力、大胆さ、巧みさを見出しうるだろう」(ジャン・ジュネ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』「綱渡り芸人」)