id:florentine は
florentine(磯崎愛)のことを語る

三島の、ある種の「平らさ」を嫌う心持ちとでもいうものを感じる
「独楽」が45年の9月に書かれていることをわたしはすっかり忘れていた
すみとりといい、三島は回るものが好きだと読んだ当時のわたしは思ったはずだ周知のとおり、独楽はデビュー作に共通の玩具である
単純至極な読みだが、意外にこういうのは単純なほういい
三島はそういう点は素直だからだ
この二つ、というか回るものの澄んだセイヒツこそが三島にとって重要だという気持ちにかわりはない

三島は高速化した独楽を静止させることで永遠を見たがる

が
それはあまりにも
都合がよすぎる

と文句をつけるわたしの書いてる小説が「階梯と車輪」な点で語るにオチルとはこのことさ(笑)

あと
ごめん
三島はやっぱり凄く小説うまいです(当たり前だ!)
気安く「由紀夫さん」とか呼んですまぬ(でも呼ぶ!)
けど
死んだことを「馬鹿」といったことは謝らない

若さと老いの狭間がギリギリ45歳なのだとわかるが
でもそれは
あなたの言語の限界でしかなかったと思うよ
幼さと老成のまじりあう時空、その先もちゃんと見つめて欲しかったよ
規矩の定まりの外に出ることで「破壊」することもできたはず

わたしはとどめおくことをしない
すみとりをまわすことで変わる世界にあなたが感嘆した、あの素朴で驚異に満ちた場所にまだ、立っている