http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100428/p5
前に勝手に引用してたので、以前引用しなかったところをまた再掲
「この社会では商業が支配的な活動に、金儲けが支配的な基準になっています。商業に対抗する、あるいは商業を意に介さない思想と実践的な行動のための場所を維持するようにしてください。みずから欲するなら、私たちひとりひとりは、小さなかたちではあれ、この社会の浅薄で心が欠如したものごとに対して拮抗する力になることができます。
暴力を嫌悪すること。国家の虚飾と自己愛を嫌悪すること。
少なくとも一日一回は、もし自分が、旅券を【もたず】、冷蔵庫と電話のある住居を【もたない】でこの地球上に生き、飛行機に一度も乗ったことの【ない】、膨大で圧倒的な数の人々の一員だったら、と想像してみてください。
自国の政府のあらゆる主張にきわめて懐疑的であるべきです。ほかの諸国の政府に対しても、同じように懐疑的であること。
恐れないことは難しいことです。ならば、いまよりは恐れを軽減すること。
自分の感情を押し殺すためでないかぎりは、おおいに笑うのは良いことです。
他者に庇護されたり、見下されたりする、そういう関係を許してはなりません──女性の場合は、いまも今後も一生をつうじてそういうことがあり得ます。屈辱をはねのけること。卑劣な男は叱りつけてやりなさい。
傾注すること。注意を向ける、それがすべての核心です。眼前にあることをできるかぎり自分のなかに取り込むこと。そして、自分に課された何らかの義務のしんどさに負け、みずからの生を狭めてはなりません。
傾注は生命力です。それはあなたと他者をつなぐものです。それはあなたを生き生きとさせます。いつまでも生き生きとしてください。
良心の領界を守ってください……。」
何度再掲したかわからないけど、また
『同じ時のなかで』 スーザン・ソンタグ 著
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001997#
言葉たちの良心――エルサレム賞受賞スピーチ
「私たち作家は、言葉に心を砕く。言葉は意味をもち、言葉は指し示す。言葉は矢である。現実を覆う肌理の粗い皮膜に突き刺さった矢だ」
「作家の第一の責務は、意見をもつことではなく、真実を語ること……、そして嘘や誤った情報の共犯者になるのを拒絶することだ。文学は、単純化された声に対抗するニュアンスと矛盾の住処である。作家の職務は、精神を荒廃させる人やものごとを人々が容易に信じてしまう、その傾向を阻止すること、妄信を起こさせないことだ。作家の職務は、多くの異なる主張、地域、経験が詰め込まれた世界を、ありのままに見る眼を育てることだ」
「さまざまな現実を描写すること、それも作家の仕事だ。汚れた現実、歓喜の現実。文学(文学の功績という多元的なもの)が供する叡智の精髄は、何が起きていようと、つねに、それ以外にも起きていることがある、という認識を助けることだ」
「私自身の見解は、もし真実と正義のどちらかを選ばざるをえないとしたら――もちろん、片方だけ選ぶのは本意ではないが――真実を選ぶ」
「私たちがもっとも大切にしているもろもろの価値観のなかには、矛盾も、ときには緩和しえない対立もありうる、ということを想起させること(「悲劇」とは、まさにこのことを指す)。文学は、「これもまた」とか「ほかにも」といった別の存在に気づかせる仕事だ」
「文学の叡智は、意見をもつこととはまさに正反対の位置にある」
「作家以外の人々、有名人や政治家が偉そうに話しているのは、話させておけばよい。嘘八百だ。では作家が、同時に公の声としても語った場合、何かましなことがあるだろうか。それは、意見や判断を組み立てることが、みずからの至難の責務であることを、作家たちならば肝に銘じている点だろう。
意見にまつわるもうひとつの問題。自説に凝り固まるきらいがある点だ。作家がすべきことは、人を自由に放つこと、揺さぶることだ。共感と新しい関心事へと向かって道を開くことだ。もしかしたら、そう、もしかしたらでかまわない、今とは違うもの、より良いものになれるかもしれないと、希望をもたせること。人は変われる、と気づかせることだ」
『同じ時のなかで』 スーザン・ソンタグ 著
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001997#
「まえがき」から勝手に引用。
「ぎりぎり可能な線まで踏みとどまって、道義について猛り狂う自分をなだめて生きてきた作家たちを、私は数多く知っている。彼らには少なくともこういう幻想があった。作品は自分より長く生きるだろう。また、遺族も長生きして、彼らの残り時間は思い出に忠実でいてくれるだろうという幻想。母はそういう作家の一人で、自分の想像のなかで、片目だけは後世の世代に照準を合わせて書いていた。加えて言えば、彼女は消滅に対する純正な恐怖をもっていた」
「自著について彼女は強烈な自負をもっていたが、厳格な批判者でもあった」
「彼女はあらゆることに関心をもっていた。彼女を一言でいい当てる言葉が私にあったとしたら、それは「貪欲」だろう」
「「早く大きくなりたい、早くもっと広い現実世界へ逃げて生きたいと思っていた子ども時代の私を救ったのは読書でした……文学、世界文学に手が届くということは、国の虚飾、蒙昧、偏狭さの押しつけ、空疎な学校教育、中途半端な将来の進路、運の悪さ、といった檻から逃げ出せるということを意味します。」」
「「作家はまず第一に読者である。自著の出来映えを判断する基準を、私は読書から学んだ。それに沿って評価すると、自分は嘆かわしいほどに不出来だと思う。書く以前の、読むことから、私は共同体――文学という共同体――の一部となった。そこには、現世作家より大勢のすでにこの世を去った作家たちがいる」」
「読者諸兄姉、これからはあなたが引き受ける番だ」
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朝からソンタグ
最高だ
ハイク的におはようございます!
スクワット10回したYO!(背筋腹筋はやり方よくわかんなくて怖いから、また)
みなさん、ごきげんよう☆
