「勝者のメンタリティなどない」と言ったが、近しいものはある。「自信」だ。
自信があれば迷わない、その判断時間の一瞬が、相手に先んじたり遅れをとらなかったりする。
鹿島はどれだけ人が入れ替わっても鹿島の流れの中にいる。そう言うチーム作りをしている。ほぼずっと4バックだし、選手の特性も大きく変えないし、逆に変な枠を作ったりもしない。
「先輩もこれで勝って来たのだから、俺たちも(ちゃんと力強くちゃんと正確にやれば)これで勝てる」と言う自信がある。
その自信はタイトルを取るごとに継続・強化されて行く。「選手個人の自信」だけではなく「チームとしての四半世紀分の成功体験」がある。
鹿島の「勝者のメンタリティ」と言うのはそれだ。
