昔読んだ小林カツ代さんの本(レシピ本ではなくエッセイのようなの)に、結婚するまではほんとに料理なんか知らなかったという話が書いてあった。
結婚して実家から離れて東京に行って、初めてお味噌汁を作ったら全然美味しくない。なんでかわからなくて、思い余って大阪のお母さんに電話して相談したところ「どんなふうに作ったか言うてみ」と言われ、作った通りに言ったら「そら、あかんわ」と。出汁も何も取らずに、お湯を沸かしたところにお味噌を溶かしていたらしい。
そんな人が料理研究家になったんだもんなあ。
ひとりごとのことを語る
