わたしは遊郭がなくなってよかったと思っている。
そこの労働環境は生理的にも精神的にも地獄だったと思うから。
でも遊郭はあった。その歴史と文化を知ることは自分の住む国を理解する鍵になると思う。
太夫は当時たいへんな影響力を持つスーパーアイドルだった。
衣装も部屋の調度もすごい。太夫までなると教養だってすごい。
だから未だ観光名所に登場したりする。
お座敷という独特の文化も同じように考えている。
お人形のような小さな女の子を飾り立てて芸を仕込んで大枚はたいて遊ぶって特殊だ。
化粧も衣装も目を引くし、身請されるしきたりや金額だって驚く。
遊郭を好んだ精神性とその文化は、表面的なキリスト教っぽさであっさり日本から拭われたとは思わない。
陰間や稚児を好んだ精神性も、夜這いを当たり前に思っていた社会性も、違う形で残っているだろうと思う。
そこから現代社会を考えることは、日本を否定するものではない。
くたびれ はてこのことを語る
