凹んでるときに、当時仲のよかった口下手の同僚が長い手紙をくれたことがあった。
「死にたくなるということは、傲慢さの表れです」という意味のことが一貫した上から目線で書かれていた。てにをはがややおかしく、論理的に破綻しているところもあった。でも、その汚い字から、文章を書くのが大の苦手、言葉をかけるもの苦手な彼女の、わたしに対する温かい気持ちがふしぎと伝わってきた。
あとで聞いたら、彼女自身が凹んでいるとき他の人から落ち込むなんて傲慢だと言われたことがあって、凹んでいるわたしに何をしてあげたらいいかわからず、でも何もしないでいてはダメだと思って、そのとき言われたことをそのまま書いたのだそう。
直筆マジックのパワーもあったのか、とんちんかんな文章に思わず笑いながらぐっと泣けた。たいせつなのは言葉を選ぶことじゃなく、心がこもっていることだと思った。
くたびれ はてこのことを語る
