手話や点字を習い、ゲートボールに参加して老人と親しみ、福祉関係の障害者が主人公の映画を見て、最終日は障害を持つ方々に来ていただいて、ディスカッションをした。
その中に車椅子に乗ったうら若いお嬢さんがいらして、手首に輪ゴムをとめていた。
その輪ゴムはなんですか? と聞いたら、トイレに行くとき輪ゴムで衣服をとめるのだそう。
想像できない日常があるのだと思った。
その後の休み時間にその女性とふたりでトイレに行った。
前後をよく覚えていないんだけど、わたしは何かの拍子に彼女の体のどこかに手が触れた。かすった程度だった。そのときわたしは瞬間的に、手が汚れたと感じて、同時にぞっとした。自分にその種の差別意識があることと、それまで意識したことがなかったからだ。
くたびれ はてこのことを語る
