id:kutabirehateko
意味不明な事を言うスレのことを語る

インドでは幽霊の出る家屋や納屋は自慢になるそうです。イギリスでは幽霊の出るホテルはリストになっていて、それが売りだそうで、イタリア人は幽霊話に大爆笑するそうです。
このお国事情の違いは何か。
 
それは恐らく「人は人、自分は自分」という個人主義、つまり、「あらやだ、何かこの世に未練があるの? おばちゃんがなんとかしてあげようか」という宜保愛子的な「情けは人のためならず」という姿勢ではなく、「他人の未練は他人の未練、自分の人生は自分の人生」という割り切りがあるのではないか。このような割り切りによって、幽霊のこの世への執着を対岸の火事として楽しむ姿勢が生まれたのではないか。
 
「このような幽霊を産み出してしまったことに我々は社会を構成する一員として責任を感じるべきだ」とは露程も思わない社会では幽霊も自己主張が必要です。どうかすると生きている人より怨念関係にお金や時間をかけがちな日本とは違い、陰気な顔でもの欲しげにうろうろするぐらいでは見世物にされてしまうので、ポルターガイストみたく実害が及ぶ範囲で大騒ぎしないと相手にしてもらえません。しかしどこの誰だかはっきりさせればいずれ損害賠償を請求される日も遠くないでしょう。
何にしてもこんな世知辛い世界への未練は早く断ったほうがいいと思います。死んだ気でがんばっていただきたい。