最愛の甥が他人に思えて仕方がない。
小さいころ、従姉妹がパーマをかけたのを見て「こんなの従姉妹じゃない!」と思い、はじめて来た道をひとりでずんずん帰ってしまったことがある。行きは車だったのに、ひとりで祖母の家まで帰って大騒ぎになった。
十代の時、社員研修で海外に行った知人が帰ってきたときも「この人しらない」と思えて仕方なかった。二度と、その人を前と同じように思えなかった。
「自閉症の人ってそういうことがあるみたいね」と医師がいう。確かにそう思う。
甥を甥と思えないのはわたしにとっても甥にとっても喪失だ。
知らない小学生が家に来るので親切にしている感覚の今日この頃。
くたびれ はてこのことを語る
