児童買春者のサディストに怪我をさせられた路上生活の子どもに、
「そんなこともうやめな。今度さそわれたらおにいちゃんところへ逃げて来い」
って言ったライターの話を読んだ。
子どもは本当に深夜に逃げてきた。ライターは本当に宿まで来ると想定していなかった。
それで一晩部屋に寝かせて公園に返すことしか考えられなかったと書いていた。
「ちゃんと逃げてきたよ、えらい?」
と子どもは誉めて欲しがったけど、ライターは返事ができなかった。
「怒ってるの? こっちへ来て」
と不安がる子どもに
「僕はきみを抱けない」
と答えた。子どもは泣いた。
買ってくれと言ったんじゃないことはライターにもわかっていたけれど、触れなかった。
昼間、自分を買って怪我をさせる客のことを
「あとでごめんね、って言ってくれる」「いい人だよ」「だから大丈夫って言ってあげるんだ」
と言っていた。自分を抱きしめてくれるからいい人だと言って、道端で一人で震えて眠る子ども。
望んで売春しているんだ、セックスがすきだという人の相当数は、この子どもみたいだろうと思う。
その気持ちはすごくよくわかる。そして自分で割り切ったつもりでも確実に傷つくことも知ってる。
くたびれ はてこのことを語る
