id:kutabirehateko は
くたびれ はてこのことを語る

いぜん川崎よりの横浜で部屋を探していたとき、おばあさんが二人入ってきて、
「やっぱり保証人がいないとダメだって。断られたよ、あの部屋」
と言って、町の不動産を長くやって来た風の不動産屋とやりとりをしていた。
「定収入あるって言ってもダメ?」
「うん、生活保護需給が決まってるって言ったんだけど。どうしたらいい?」
「あそこだめだったら、もうないなあ」
「・・・でも住所が定まらないと生活保護はもらえないんだよ」
「ない。うちではやってないね」
「だけど、」
「・・・」
雄弁な沈黙を前に、おばあさんははっと打ちのめされた顔をした。
「ないって、行こう」
二人は頷いて出て行った。
 
川崎周辺に住みたくないのはああいうときどうしたらいいかわからないからだ。
猫缶を買ってる場合だろうかと考えては思い出す。