わたしたちは親の離婚やわたしの家出で、早いうちにばらばらに暮らすことになった。
それでときどき手紙をやりとりした。
わたしが精神的に行き詰っていたとき、自分の中に得体のしれないちいさな子どもがいるように思えたことがあった。
精神科に通ったり、生い立ちに関する本を読んだりしながらかなり悩んだ。
そのとき母から少し話を聞いた妹が、走り書きの手紙をくれた。
「お姉ちゃんの中の子どもはきっと小さいときのお姉ちゃんなんだと思う。
でも小さいときのお姉ちゃんのそばには、ちいさいときの長男お兄ちゃまと、次男兄ちゃんと、わたしもいるんだよ
忘れないでね」
と書いてあった。
子供の頃は切実に一人っ子に憧れたこともあったけど、大人になると兄弟がいてよかったと思う。
くたびれ はてこのことを語る
