年子の弟はわたしのことを、両親と兄にならって「はてこ」と呼び捨てにしていた。
4歳のわたしはそれが気に食わなかった。弟のくせに!!
そこである日「おねえちゃまって呼ばないと、もう返事しない」と宣言して数日それで通した。
晴れておねえちゃまと呼ばれるようになった。
弟が二十歳を過ぎたある日、東京に遊びに来て置き手紙をしていった。
「ちいさいころ、はてこと呼んでいたらおねえちゃまと呼べといわれた。
でもいまはおねえちゃまは照れくさいのでアネキと呼ばせてください」
と書いてあった。
くたびれ はてこのことを語る
