藪医師は継母から祖父が
「骨折した直後内出血でものすごい腫れだった」
という話を継母に聞いて黙っていました。
「おまえがとっとと薬止めないから出血止まらなかったんだって謝れや」
とはてこは思いました。藪医者はその時父宅で超高級ステーキを食す会に参加していたのです。

今朝継母ちゃんに
「今夜は帰るけど、ビオフェルミンだけは朝夕二回だから晩御飯のときお願いします」
と言ったら継母ちゃんは返事をしませんでした。
この人はパソコンと車の話以外ではどうしてもどうしてもどうしても、自分が船頭じゃないと嫌なんです。
自分が船頭になれないときは、周りの人間を船頭にさせないことに全力を尽くすのです。
日頃こういうちいさな女の子みたいなところは「まあ、かわいいよな」と思うのですが
祖父のことではまじいい子だから聞き分けてちょうだいと思います。
どうせやらないならせめてわたしに丸投げしてくれたらいいんですけど
「90代の舅の面倒を見た」
という立場は絶対に譲りたくないみたいで、ほんと困ります。