祖父は排尿補助剤を飲んでいたのだけれど、薬が前日で切れていた。
「排尿があるなら飲み続けなくてよい」と言われて帰宅。
すると祖父が「朝から尿も便も出ていない」と言うのでまた病院へ行くことにした。
すると台所でケアマネと話していた継母が
「要らない。飲む必要ないって藪ちゃんも言ってるし」
と言い出した。馬鹿で知ったかのケアマネも
「下痢で水分が出ているせい」
とか二人して年寄りのエキスパート面してやたらに止める。
もはや祖父の介護というより主権争いの様相を呈している。
こいつらまとめてしばきたい。
ぐっとこらえて朝から祖父がどのくらい水分を摂ったかを考えるとおかしいと反論。
「年寄りはそうなの。そういうものなの」
継母ちゃんの得意技は根拠のない確信に満ちた知ったかぶりである。こいつ。
「わたしは腎臓悪いから水分を摂っても排尿がないことがある。それはとても苦しい」
「おじいちゃまは腎臓悪くない。年寄りだからなの。はてこの腎臓とはぜんぜん違う」
「おじいちゃまは脚が酷くむくむでしょ。あれは腎臓が悪いからだよ」
「あれは腎臓じゃないの。年寄りはね、違うのよ。若い人とは」
はー。
「あのね、病院で最低限やめたらいけない薬を聞いたとき二種類の薬を指定された。
そのうち一つは排尿補助剤だった。それが切れてるの。だから行ってくる」
「じゃあ量を減らした方が・・・」
このケアマネはいったいどんな根拠があってこんなこと言ってるんですかね。
何かあったら責任とれるんですかね。
