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くたびれ はてこのことを語る

中学時代の幼馴染に一昔ぶりに会ってきた。
弟の結婚式の二次会で当時婚約者だった奥さんと会って以来。
平日休みだからと奥さんと三人で近所のフードコートで会うことになった。
弟と同学年で小学校から家に出入りしていて、弟より弟のような、近所の従弟のような子だった。
出会ってから三十年、最後に会ってから一昔以上経つ。やっぱり相当変わっただろうな・・・と心の準備をしていった。
挨拶の流れから最近のこと、実家のことを何気なく話していたら
「え、おじいちゃん、具合悪いん?」
と心配そうに聞かれた。泣くまいと思ったけれど泣いてしまった。
わたしは今では地元の方言を話せないんだけど、その子と話していると方言が話せそうになる。
生ける訛り懐かしい停車場のような男であった。