id:kutabirehateko
くたびれ はてこのことを語る

祖父はまだ自宅療養で自室におり、階下へは行けませんが
骨折直後を考えると信じられないくらい元気になりました。
意識もはっきりして会話も問題なく、骨折したところも痛まない様子。
ベッドから起き上がることも以前より簡単なようです。
トイレも掴まりながら自力で行けるようになりました。

足腰を強化するため「ためしてガッテン」でおすすめされていた
「掴まる場所を確保しての踏み台昇降」をすすめてみました。
室内でこぐトレーニング用自転車の固定ハンドルに掴まり
足のない厚めのどっしりした碁盤を踏み台にしています。
あまり乗り気でなかったけれど、やってみたら膝が強くなったそうで
「これもひとつの仕事と考えてやっておるよ」
ということでした。

実家の状況から見て自宅はいろいろ問題があるように思えて
「入院して栄養のある食事と目が届く介護を」
と強く思っていたのですが、今は自宅でよかったんだと思います。

父一家の態度は相変わらずですが
混乱したときに、見慣れたもの、よく知った人の中にいると自分を取り戻せるようです。
弱っているときは知らない場所で知らない人に囲まれることがストレスで
祖父を知らない人から何もできない赤ん坊のように扱われるのは
出来ることも出来ない方向に進んでしまうのだとよくわかりました。

祖父が気の毒で仕方がなくて父一家を呪いそうになりましたが
祖父は戦時下も九死に一生を得てこの歳まで生き延びてきた強運な人なのだから
乗り越えられるのだと考えるようになりました。