もちおは終始ニコニコしており、真面目で勤勉、相手の要望をいち早く察して叶えてやろうと奮闘する。
それが大嫌いな人だとしても。なんかそれはもちおにとって息をするのと同じことみたいだ。
そしてもちおは大嫌いな人に大嫌いだと悟らせない男だ。
自分の話をなんでもよく聞いてくれて、思い通りに動いてくれる人。
そういう人になんでもやらせまいとして距離を取り、ときに立場を入れ替え、という人はいい。
そういう人は粘着しない。
でも「彼こそが夢に見た我が従者であったか!」とはっちゃける人は少なくない。
こういう人は、しまいにはもちおの妻を敵視するようになる。
もちおがいいと言ってるのにもちおの妻が邪魔をする!ってなる。
もちおが嫌だって言えばいいんだけど、言わないからな。
どげんしようかの。藁人形でも作るかの。なんかもっとスマートな方法がいいよね。
