(こんなことを人に言ったらどう思われるかわからない。黙っていよう)
と思って帰ったけど、一週間黙っていられなかったことが今日判明しました。
でもですね。
人に前世があるか、わたしの前世がベトナムと関係があるかどうかはともかく
「海外でお金を使うならその国のためになるような使い方をした方がいい」
という視点を、わたしはその時まで持っていなかった。
ベトナムを「自分が欲しい物を安く手に入れるチャンスがある国」だと思っていた。
「気に入ったものなら適正価格がいくらだろうと自分がいいと思った料金を払えばいい」
と思いながら、
「そうは言っても値切らないと損。小銭だって大目に払ったら損。外国人として足元見られないようにしなきゃ」
という頭があった。それが「正しい」海外旅行の姿勢だと思っていた。
自分の自尊心のために常識的な礼儀を示すことは大切だと思っていたけれど
その国の資源を使わせてもらう身としての感謝や慎みという視点が欠けていた。
東北を支援するなら東北のサービスを利用するのが一番だ、という話を震災後にあちこちで読んだ。
そこへ行って、その土地独自のサービスを利用し、経済を活性化させること。
残ってほしい文化に対価を支払い、支持しがたいものは不買すること。
ベトナムを独立した国家とするため流された多くの尊い血のために、それを徹底する必要があると思った。
それには多少値が張ってもオリジナルの製品を作っている店や地域特有の料理を出す店を利用することだ。
って思ったんだけど、もう帰国する日だったから、ほとんど思っただけで終わった。
以上がわたしのホーチミン廟オカルト学習の成果です。
