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くたびれ はてこのことを語る

ホーチミンでガイドしてもらったDさんのガイドっぷりはたいへん雑なものだった。
「あの店なに?」
「あれは食事するの店」
それは見たらわかるよね、ということくらいしか教えてくれない。
「ね、あれなに?」
「あれは、お寺」
「・・・知ってるよ」小声でぼやくマダムズA。

ホーチミン最終日。空港まで同行してもらったが、チケットカウンターまで来ると
「私はここで終わりです。どもありがとございました」
と笑顔で言った。あ。そうなんだ。握手を求めるマダムズ。笑顔で握手するDさん。
その後手さぐりで搭乗口を探し、手さぐりで手荷物検査を受け、手探りで出発ロビーに到着。
出発時刻とチケットに記載されていた時間が違ったため
「飛行機、知らない間に出ちゃったんじゃない?はてこちゃん、ちょっと聞いてきて」
という話になって大変だった。

ハノイでガイドしてくれたHさんは親切丁寧サービスで売ってますの人だった。
観光名所の歴史的なガイドはもちろん、ホテルやタクシーの便宜をあちこち都合してくださり
「みなさんお疲れ様でした。これからチケットの見方をご説明しますのでちょと聞いてください」
と一から十まで説明してくれて、マダムズもわたしも大助かりであった。
マダムズから「女体盛り」を覚えたのはこのHさんである。