6歳か7歳の時に、近所の中学生に掴まって、近所の高校の体育館で同級生の男子とタイマンで喧嘩させられた。
その子は小柄で気も弱く、常日頃年子の弟と殴り合っていた私にとっては一対一だと勝てる相手だった。
でも中学生らは何回も何回も何回もやらせる。その子が勝つまで。私が逃げ出そうとすると捕まえて引き戻される。
「女のくせに気の強くて生意気。男の方が強いことを思い知らせる」
というようなことをその子らは言っていた。私に喧嘩で勝てば小柄な同級生は自信がつくだろうということだった。
その子と喧嘩する理由もないし、6歳児にとって中学生男子はある意味大人以上に怖かった。
嫌で嫌で早く逃げ出したくてさっさと形をつけたいのに、何度も何度も力づくで引き戻される。
とうとう私は隙を見て泣きながら逃げ出した。高校生も見ていたはずだけど、なぜ止めなかったんだろう。
高校の塀を乗り越えるときに追いつかれて、鉄条網にスカートを引っ掛けられ、服が破れないと逃げられないようにされた。
でもどうにかして必死で逃げた。
あれは英語で言うところのレイプでありアビューズそのものだった。
さっきふいに思い出して、いまものすごく嫌な気持ちでいっぱいだ。あいつら殺したい。
くたびれ はてこのことを語る
