結婚は法制度であって個人同士の契約だけれど、懐妊はそうではない。
避妊、受胎に人が干渉できる分野が増えたとはいえ、究極的に命は未だ授かりものなので
「~なくらいなら子供を持つな、産むな」という話は、軽々しくするものではないとわたしは思う。
人知を超えた運命の神秘がどれほどすばらしい人を世に送り出したことか。
人が生涯の間に何をなし得るか知ることが出来ないのに、すでに生まれた子と生み出した親に対して
特定の地域と時代のローカルルールを石の書き板か何かのようにふりかざして
それが守れないなら生まれるべきでなかったとかいうのは、神をも畏れぬ所業だと思う。
