少し前にある手作り作品イベントに出たら革細工を出してる人がいた。
気に入っているバッグの取っ手の革を直したかったので、出来るかどうか聞いたらOKだと。
その場で工賃と送料とバッグを渡した。一週間で出来るとのことだった。
ところが待てど暮らせど連絡ないまま3週間。忘れてるのか、と電話した。
電話に出んわ。どうした。数回かけたらあるときかかった。
「色を合わせるために京都から染料を取り寄せていた、もう出来たので来週送る」
忘れているんじゃなければいいです、急いでいませんからと電話を切った。
それから二週間音沙汰がないのでまた電話。電話に出んわ。cメールが来た。
「修理は終わっていますがお盆中なので送るのは迷惑と思い控えていました」
なんだそれ、変なの。
で、やっと来た。もとの持ち手は薄手の革を3枚重ね、切り口に塗料を塗ったものだった。
その塗料がはがれてミルフィーユの真ん中の合皮がぼろぼろしてきたので直しに出した。
戻ってきたバッグの持ち手はぺろっぺろの薄い皮一枚になっていた。なんだこれ。
同封の手紙には
「電話でお伝えした通り修理不能ですのでこのようになりました。
なお同色にすることは技術的に不可能ですのであしからずご了承ください。」
おまえふざけんなよ。直せないなら送り返せよ、最初の段階で。
このバッグ安物だけど、お金かけて直したいくらいのお気に入りだからね。
電話したら元の持ち手はあるというので元に戻せと言って電話を切った。
その後追撃Cメールがばしばし来る。
「ご希望なら全額返金しますがどうしますか」
「振込口座を教えてください」
「うつ病で入退院を繰り返していました」
うつ病ってなんでも自分のせいだと思っちゃう病気なんだよね。
不手際を客のせいにして丸め込もうとする病気じゃねえんだよ。たいがいにしろ。
