若いうちに家出しておいてよかった。やりたいようにやっておいてよかった。自分の家族と自分の仕事が持ててよかった。
親元で育って社会人デビューしていたら、親を恨んで病んでいたと思う。
外に出て自分でいろいろ試して、譲れないことがはっきりしている今だからこそ、ほかのことは体力が許す限りほいほい譲れる。
親族にとって役に立つ、素直で気の利く聞き分けのいい娘たろうと思っている。
そうして親族への好感度と影響力を増していって祖父のことで発言権を獲得する。そして祖父がいる間はここにいる。
それが済んだらどこへでも行って、なんでもやって生きて行こうと思うし、そう出来るだろうと思う。
父一家を説得して納得してもらおうという気がまったくないので苛立ちもない。体力さえあれば大丈夫。16のときより上手くやれる。
薄給で夫を就業時間外も拘束され、実家で尽きない雑務に奔走させられ、二言目には「女は、女は」と言われていても大丈夫。
ただ、ここに嫁に来てたら三面記事を飾っていたかもしれない。もちおがマスオさん業で潰れないことを祈る。
くたびれ はてこのことを語る
